[第8話あらすじ]「なつよ、夢の扉を開け(8)」
なつ(粟野咲莉)を探して警察を訪れた富士子(松嶋菜々子)や剛男(藤木直人)、泰樹(草刈正雄)たちは、なつが逃げたことを知り、言葉を失う。手がかりを失った柴田一家は、帯広市内で菓子屋・雪月を営むとよ(高畑淳子)や雪之助(安田顕)のもとを訪ねる。そこで剛男は、浅草の孤児院でなつと初めて出会ったときのことを、一同を前に語りだす。
(Yahoo!テレビ]より引用)
今回、ついにヒロイン・なつと兄・咲太郎の兄妹と剛男(の出会いが描かれた。実は先週から少しずつなつの周辺が描かれ、ジグソーパズルが1つずつ埋まってはいたが、残りの1つがポツンと空いたままだった。その最後のワンピースが埋まったと言ったところでしょうか。
本作は非常に考え抜かれて作られています。昨日、孤児院で何があったか到達する手前で終わって今週で回収します。雑な‟一週区切り&無理矢理解決ローテーション“もやらないでしょう・・・たぶん😅。
兄の咲太郎が北海道に来なかった理由も分かった。その上、剛男の口から “なつたちの父” が語られ、その中で “父は絵が上手で、ユーモアのセンスがあり、丁寧で優しい人” と言う事も分かった。それにしても、藤木直人さんと子役2人芝居は魅せましたね☺☺。
剛男から父の手紙を見せてもらい「どうもありがとうございました!」そう頭を下げる咲太郎。ここが圧巻なのは、演技の素晴らしさゆえでしょう。それまで彼には、大人や世間に対する不信感がありました。剛男を信じていいのか、疑っていたのです。それが手紙を読み、純粋な彼の姿に戻った、そんな1人の少年の変化が伝わってきました。剛男は兄妹を北海道に来ないか?と誘います。咲太郎は一度は断りますが、剛男の後を追いかけ「なつだけでも連れていってくれ」と願います。自分まで行ったらもう一人の妹・千遥を向かえに行けなくなって可哀想だ・・・咲太郎はそう気遣います。なつも迎えに行く。それまで、預かって欲しいと頼む咲太郎です。
そんな咲太郎の想いを真摯に受け取る剛男。なかなか、見応えのある名シーンだったと思います! 本作の巧みなところは、説明をここまで取っておいたことです。なつを引き取った説明が当初にあると、ここまで感動しないはずです。
予想以上に、物語上で騒動が起きませんね。そのために、ちょっとメリハリ不足に感じる事もあるかもしれませんが、日常を描くと言うのは騒動ばかりでないので、ここは日常を丁寧に積み重ねて、18歳のなつまでの物語を紡いでいるのなかなぁと思います(・∀・)ウン!!
また、今回も「絵」が登場したので、週の後半には、なつがアニメーションに興味を持ち、先週描かれた、なつと泰樹の絆についても触れて欲しいです。
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