[第52話あらすじ]「なつよ、夢をあきらめるな(52)」
亜矢美(山口智子)の店・風車を訪れたなつ(広瀬すず)。そこに信哉(工藤阿須加)が飛び込んできて、咲太郎(岡田将生)が警察に捕まったと話す。信哉は慌てるなつに、事情はわからないが大事には至らず、すでに警察を出ていると言う。心配するなつたちは、新宿の歌舞伎町でサンドイッチマンをしているという咲太郎を探しに行く。当の咲太郎は開口一番、「東洋動画に入らなくってよかった」となつに言い出し…。
(Yahoo!テレビ]より引用)
「受ければいいな」的な軽い気持ちで受けた入社試験に落ちた原因が、自分の絵の才能の無さでなく、兄の “大きなお世話” だったことを知って、「お兄ちゃん…」とボソッと言った。まあ、ここ最近のなつの設定なら、恐らく「お兄ちゃん… 何てコトしてくれたのよ…」と言う、あの口を半開きのポカーンだったと思う。 それなのに、その直後の「風車」で兄・咲太郎が警察に捕まったと聞いたなつは「お兄ちゃん 何をしたの!?」と言っていたが、直前のシーンの繋がりを考えれば、「また お兄ちゃんが誰かに迷惑でも掛けたの?」でないのかとおもう (* ̄- ̄)う~む
これでは、まるで信哉の話を聞く前に、まだ「お兄ちゃん 何をやって捕まったの!?」ならまだしも、「何をしたの!?」では、なつが咲太郎が大犯罪を犯したのを知らないように見えてしまう。僅か1分間のタイトルアバンのたった2つのシーンが繋がっていないという訳だ😥
警察からは出ている咲太郎を心配するなつと信哉が、新宿の歌舞伎町でサンドイッチマンをやっている咲太郎を見つけ驚くなつ。そして突然目の前に現れたなつに驚く咲太郎。咲太郎の言い分は、「戦災孤児を差別するような会社に入らなくて正解だったな」ってこと。
それは何度も書くが「描かれなかった9年間」で、きっと咲太郎が言葉に出来ぬほどの戦災孤児としての苦悩を味わって来たからだと、好意的に解釈しました。そんな兄が、東洋動画の大杉社長に「妹を頼む」と直談判した気持ちを考えると、次のなつの反論がこれまたおかしく聞こえてしまう。
「お兄ちゃんは 今 何やってんのさ?」
「だから 見てのとおり サンドイッチマンだよ。鶴田浩二の歌が はやってから 人気があるんだよ」
「それが お兄ちゃんのやりたいこと? 全然分かんないよ」
「何が分からないんだ?マダムに 借金を返すために 働いてんだろ。お前に 少しでも肩身の狭い思いをさせないために働いているんだ」
「私のためなの? だったら やめてよ!私… タップダンス踊ってる お兄ちゃんを見て何だか 悲しくなったよ。だって お兄ちゃん 昔と ちっとも やってること変わってないんだもん…焼け跡で 進駐軍に向かって踊ってる時とやってること おんなじじゃない!昔は楽しかったけど 今は悲しかった」
支離滅裂である。完全に迷走している。これ、頭の悪い私には、もはや好意的な解釈すら出来ない😭。
妹のため、「描かれなかった9年間」で世話になった人のために自分に出来る事で恩返しをしようとしている兄に対して、なつが「私は誰かのためでなく、自分で自分の夢を見つけて走り始めてますけど、何か文句ある!? それを邪魔する権利があんたにあんの!?」と心の底では思っているようにしか見えなかった。不快極まるヒロインだ ( ゚Д゚ )アラマッ
兄妹であろうと、性格が答えも違う。それを受け入れてこそ、豊かな世界が出来上がるとおもう😁
噛み合わなかった兄妹。誤解を乗り越えて分かり合えるようになるのでしょうか?
ともかく、どの演出家も脚本の字面を追って映像しているだけ。自分の担当の週が終われば “連続性ほぼ無し” が強調され続けいるのが残念でなりません( ・ὢ・ ) ムムッ。
とにかく、主人公が無礼で生意気なのにチヤホヤされる…のだけは不快なので、何とかして欲しいです😅
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