[第35話あらすじ]「なつよ、雪原に愛を叫べ(35)」
クロスカントリーのスキー大会が開かれ、天陽(吉沢亮)と照男(清原翔)が出場することになった。大会の当日の朝、照男は天陽を呼び出し、なつ(広瀬すず)に対する思いを聞き出す。一方の天陽も、照男に自分の思いをぶつける。そして天陽と照男はある約束を交わす。そしてスタートのフラッグが振られた。天陽と照男の約束を知らないなつは、ふたりを同時に応援するが…。
(Yahoo!テレビ]より引用)
前回でも、なつが雪遊びの際に「イエ~イ!」と所々に “今風” が見え隠れする度に、北海道の大自然の映像から湧き出る久し振りの清々しい屋外ロケの朝ドラらしさを楽しんでいる気持ちに、横槍が入るようでテンションが下がる『なつぞら』。
そして、今回は “今風” のドラマのように、何が何でも「イケメン絡みの恋バナ」を盛り込みたいように思えたいのかぁと思ってしまう💧
挿入される度に、またテンションが下がる。しかし、半年間の長丁場だから、イケメンも恋バナも描いていいです。ただしその恋バナやイケメンがヒロインと物語全体の展開に重要な要因をなすならです。
例えば恋愛の神様が書いた『半分、青い。』はヒロインの初デートの相手は新聞部で大人になりて新聞記者としてヒロインの発明品を宣伝するという重要な役割を果してます。涼ちゃん・正人しかり・・・。結婚相手だったの涼ちゃんはプレゼン用のビデオを撮り、初恋相手の正人はヒロイン鈴愛と相手役萩尾律の両方の良き友人であり二人の背中を押したりした。
過去ヒロインの恋愛対象となった人物は未来においてヒロインに対して何らかの役目をなしているのです!
ここ最近の「なつぞら」を見ていると大森氏は必要以上に恋バナに美女美男を絡ませて視聴の興味を引こうとしているに過ぎないと思う( ´―`)フゥー...
例えば、クロスカントリーのスキー大会の競技直前に、照男が天陽のなつへの気持ちを確かめるくだりで、天陽と照男が “ある約束” を交わす場面で「俺と勝負しろ。俺が スキーで 勝ったら お前は なつに 好きと言え」「俺が勝ったら なっちゃんのことは諦めます」のこのやり取りですが
大森氏の描きたいことはわかります。ただ回想でも挿入したのだから、脚本家と演出家が今回で最も強調したいシーンであるのは間違いないです。しかし、この “約束” でちょっとおかしくないか❓ 恐らく脚本家は「照男も天陽も “いいひと”」と言いたいのだろう。しかし、自分が本気でなつと交際したいのなら “わざと負ける” と言う作戦がある訳で、どうも解せないです😰
いずれにしても、なぜこんな回りくどい “約束” を天陽と照男だけにさせたのだろう? 普通に「なつを賭けて勝負しろ!」にして、そのこと知らない “なつ” が無邪気に二人を応援する…で、良かったと思う。その方が、やたらとインサートされた “なつのアップ” にも必然性がもたらされただろうと思う。
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