[第22話あらすじ]「なつよ、女優になれ(22)」
田先生(柄本佑)が指示する言葉の意味がわからないなつ(広瀬すず)。演劇の稽古を見ていた天陽(吉沢亮)は倉田に疑問を投げかける。すると倉田は、思わぬこと天陽たちに打ち明けた。そのころ剛男(藤木直人)は、山田正治(戸次重幸)とタミ(小林綾子)に、今後は牛乳を農協が一括管理してメーカーに売りたいと説明。ところが山田は、泰樹(草刈正雄)がそのことに反対しているのではないかと剛男にこぼし…。
(Yahoo!テレビ]より引用)
今回は第3週目以降で最も良かったです。それは、前回からの引継ぎだが序盤での演劇の稽古での倉田先生からの演技への駄目出しに始まり、「表現って難しい」と悩み、牛を相手に芝居の稽古をし、農業高校の演劇部らしいことをしたいと考え、ラストではちょっと芝居が上手くなっていたなつが丁寧に描かれていたから。
良かった理由は、ヒロインの特徴がきっちりと描かれたから
それを掘り下げれば、いろんな人の思いを人一倍受け止めて吐き出すヒロインか…
更に、前回までのなつは基本的に受動的なのに時々能動的な言動が描かれ、連ドラとしての連続性や一貫性に欠けていました。
でも今回のなつは、「家族や友人や先生たちの思いを人一倍受け止めて、自分はどういう思いを人に返していくかを考えるような人」として、演技の稽古にも、泰樹への気遣いにも、演劇の観客に対する行動にも、まず受動的に一度受け入れて、自身の中で咀嚼して吐き出すと言うことをやった。
また、なつの「人一倍受け止めて吐き出す主人公」と言う設定が、様々なエピソードで補強された。例えば、“番長” こと門倉努に「気持ちや魂を見せろってのは もっと 根性を見せろってことだろ!」と檄を飛ばされると、なつはこう反応する。
なつ「芝居って こんなに難しかったのか。表現って 難しい…」
そして、門倉の気持ちを人一倍受け止めて、牛を相手に芝居の稽古をすると言う結論を吐き出した。真面目であわてんぼうで隠し事の出来ないお茶目な “なつ” が初めて可愛く見えた瞬間でもある。
十勝の農業をアピールしたい❕それがなつの願いです。多くの人におせわになったから。。。
「十勝の酪農を もっとアピールしたいのさ。演劇だけじゃなくて。だって 母さんや みんなに こんなに親切にしてもらって、やらしてもらってんだから 何かの役には立ちたいわ」
これも、孤児らしい悲しさかもしれない。
ペチカを演じるなつは語ります。
村びとは家族。血は繫がってなくとも、家族。大事な家族が、争いに巻き込まれて命を落としたら。
その悲しみに耐えられない。
だからこの私が、家族を守る・・・・。
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