[第24話あらすじ]「なつよ、女優になれ(24)」
なつ(広瀬すず)たちの演劇大会終了後、泰樹(草刈正雄)は、牛乳の販売を協力することを決意。そして柴田牧場では、干草作りを行っていた。ある日、泰樹は天陽(吉沢亮)との関係をなつに問いかける。突然のことに驚くなつに、泰樹は、自分の思い描く将来の牧場について語りだす。その後、泰樹といっしょに天陽の家を訪れたなつは、東京から送られてきたというあるものを、天陽から手渡される…。
(Yahoo!テレビ]より引用
週の終りの土曜日・・・昨日述べた‟勝利条件“をがっちり抑えてきました。
💡勝利条件
先週から継続してる泰樹VS農協の決着➡WIN
なつが泰樹を感動させる➡WIN
そのなかで、なつ自身が己の解放恩返しだけでない何かを見出す➡WIN
勝利条件の提示と、そのクリアをキッチリと見せるからこそ、スッキリ感があるのです😊
それだけではない、本作のテーマもあります。
泰樹は「もっと、怒れ!」と、なつに感情を開放することを教えました。そして、その感情が、巡り巡って天陽君を助けました。(第2週)。
そういう感情の循環が、人助けとよりよい社会に繫がっているのでしょう。
なつは、はじめこそ、じいちゃんのために演劇をするつもりでした。誰かのために、踏み出したのです。結果、自分の魂と物語の力に目覚めたのです。もしも彼女が、泰樹のために行動しなければ、彼女自身も救われませんでした。
「世の中の役に立つ発明をするんだ!」
そういう事ばかりいいながら、目の前の人を侮辱し、イジメまでする。そういうラーメン朝ドラとは違う。
尽くすことはマイナスじゃない。助け合ってこそ、より良い世界になる。そんなメッセージを感じる事ができます。
なつ達の演劇、なつの演技を見た泰樹は「わしのために演ったのか?わしにみせるために・・・」
と感極まった顔をみせます。
「天陽の牛乳は、わしよりも一升6円も安い。どう考えても納得できん」
こう語りだす泰樹ですが・・・これ実はわかりにくくありませんか?泰樹は発想や発言が割とつぶたいぷなんでしょう。泰樹の思考回路も、子のぐーるぐるぐるプロセツに突っ込んでいきます。
山田家の買い叩かれる牛乳。そして、なつが見せたペチカの愚かさ。
この2つがしっかりとかみ合って、結論に至ります。
「わしの牛乳も、これから農協に預ける。団結するしかないべ」
泰樹の決断はまさしく土曜日に相応しい圧巻の名場面ヾ(*´∀`*)ノ
ただ、ここまでもっていくにはかなりの技巧はあるわけです。
「孫の演技や情に絆されて方向転換」と、まとめたら、なんだかちと陳腐になりますね。
ところが、そのプロセツをキッチリとまとめてきたから凄味がある。脚本の魂を受け取り、草刈正雄さんが役に込めたから、感動が生まれたのです😭
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