風編で絶対に触れなければいけないのが秋風羽織の創作論です。
これは秋風メゾットといわれる【実生活の中で気になったことを物語として昇華する】
例えば律と別れて仕事中も感情がこみ上げて泣いてしまう重症な鈴愛に「泣いていいから描け、漫画にして物語にするんだ」といいます。そうすれば救われると、創作物は自分自身を救う。想像することによって人は救われると。これは最終週まで続く彼の揺るぎない信条です。それは鈴愛を救うだけなく。時にはあの震災の中で律を勇気付けた。
秋風羽織は中々のとんでもない性格ですが、創作論については極めて真っ当な人で、羽織の言葉には人の胸に迫る重みがあった。だから名言集まで出版されたのしょう。
特に心に残っているのは鈴愛が自分の才能の枯渇、律の結婚上手くいかな全てを自分の耳のせいにして周囲を攻撃してしまう。この時も羽織は鈴愛に漫画を描けと発破をかけた。ボロボロになった鈴愛を救えるのはそれだけだと羽織は思ったのかもしれません。そして万が一鈴愛が原稿をおとしてしまう可能性を考えて以前構想段階で断念した鈴愛の“月が屋根に隠れる”を代作として秋風自ら完成原稿に仕上げる。きっと鈴愛にかかる責任が最小限になるようにと、秋風のやさしい配慮だろう。結局鈴愛は筆を折ります。弟子たちが秋風ハウスを後にする頃、オフィスに一人きりの秋風は劇中初めてサングラスを取り壁に描かれてる。少女の壁画をみつめる。そして青いペンで涙と飛び立つ3羽の鳥をつけたす。その眼には薄っすら涙が滲んでるようにみえた。鈴愛との心が扉が開いていく掛け合い。
裕子の結婚、ボクテの裏切り、色々な出来事起こった秋風塾だった。が羽織は最後まで弟子達を見守り続ける。
【秋風編完】
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